Python では matplotlib パッケージを利用して多様なグラフを描画することができます。
この記事では、WSL の Ubuntu にて matplotlib を実行する方法をまとめます。
Languages
目次
動作環境
- Windows 11
- WSL Ubuntu 22.04
- Python 3.10.6
事前準備
パッケージの更新とインストール
Ubuntu パッケージの更新
$ sudo apt update
$ sudo apt upgrade
python3-pip のインストール
$ sudo apt install python3-pip
matplotlib のインストール
$ pip install matplotlib
matplotlib の実行
サンプルコード
今回は以下のコードをサンプルにします。
-5.0 ~ 5.0 の範囲で sin(x) を描画するコードです。
import math
import matplotlib.pyplot
xs = [0.1 * i - 5 for i in range(100)]
ys = [math.sin(x) for x in xs]
matplotlib.pyplot.plot(xs, ys)
matplotlib.pyplot.show()
エラーの対処
先述のコードを実行すれば描画が可能ですが、GUI のバックエンドのインストールが未済の場合は、次のようにエラーが発生してしまいます。
$ python3 main.py
/ANY_PATH/main.py:8: UserWarning: Matplotlib is currently using agg, which is a non-GUI backend, so cannot show the figure.
matplotlib.pyplot.show()
解決策はいくつかあるようですが、そのひとつとして、Ubuntu に tkinter をインストールすることで対処が可能そうです。
$ sudo apt install python3-tk
実行結果
改めて実行すると sin(x) のグラフが描画されます。
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